令和7年9月20日(土)、21日)日と「第12回新星杯争奪交流野球大会」が開催され、両日ともに参加させていただきました。
この大会は「新星二見少年野球団さん」、「二見野球スポーツ少年団さん」が主催し、「少年野球を通じてスポーツの振興及びチームの交流を図る」ことを目的とされている大会です。
初日は雨予報だったため開催が危ぶまれましたが、終始曇り空で滞りなく試合が進行し、むしろ今までの酷暑から解放され、選手たちもいつもより生き生きとプレ-していたようでした。(2日目はまた暑くなってしまいましたが・・・)
【1日目@1回戦】~in二見グラウンド~
尾鷲野球少年団 0-13 勝利
全16チームによるトーナメント方式で開催されたこの大会。初戦は、尾鷲野球少年団さんと、非常に久々の対戦となりました。
先攻が尾鷲野球少年団さん、後攻が揥水で始まったこの試合。初回、いきなりノーアウト1塁2塁のピンチを迎えてしまいますが、ここで自慢の守備力を発揮し見事0点で切り抜けます。
その裏、すぐにノーアウト1塁3塁のチャンスを作ると、好機を逃さず1挙3得点とし、勢いに乗ります。
その後も尾鷲さんにランナーは許すものの要所を締める戦いで無失点を継続しつつ、2回、3回と順調に得点を重ねます。
4回裏、初めて3者凡退に抑えられましたがその時点で既に13点差を付けていました。尾鷲さんの5回の攻撃を3者凡退に抑えたところで、5回7点差以上のコールドゲーム成立となり、見事初戦を突破しました。
【1日目@2回戦】~in二見グラウンド~
鳥羽第一野球スポーツ少年団 1-2 勝利
2回戦は4月の夫婦岩カップ以来の対戦となる、鳥羽第一野球スポーツ少年団との対決となりました。
この試合もいつものように後攻を選択した揥水。しかし初回表、鳥羽さんにまさかの先頭打者ホ-ムランを浴び、いきなり1点のリードを許してしまいます。
しかしその裏の揥水も、即座に同点とし、その後はお互い良いプレ-が随所に出る
、非常に引き締まった試合展開となり、0行進が続きます。
ここで運も掴んだのは揥水。5回表、1アウトランナー3塁の大ピンチ。この場面で痛恨のパスボール。1点を覚悟したのもつかの間、ボールがまさかの素晴らしい跳ね返りとなります。キャッチャーから即座にホームベースカバーに入ったピッチャーに送球。間一髪のタイミングでアウトとなり、無失点で切り抜けました。
勢いそのままに得点を挙げたいその裏の攻撃。流れ良くチャンスを作りたいところでしたが、相手投手の圧巻の投球の前に反撃の糸口が掴めません。
さらに6回表。2アウトながら2塁と、ヒットが出れば得点を奪われるピンチの場面できれい外野まで運ばれるヒットを放たれてしまいます。得点を奪われるかと思ったその瞬間、一糸乱れぬ素晴らしい中継プレーが完璧に決まり本塁タッチアウト。まだまだ同点は続きます。
しかしその裏、幕切れは一瞬でした。この回の先頭バッターが左中間を完璧に破る特大の打球を放ち、この一打がサヨナラランニングホームランとなりました。
優勝したかのような歓喜に沸く選手たち。これで2連勝となり2日目の準決勝に駒を進めることができました。
【2日目@準決勝】~in二見グラウンド~
高茶屋ブルーオーシャンズ 1-10 勝利
2日目の1試合目は、過去何度も対戦経験のある、高茶屋ブルーオーシャンズさんとの準決勝戦となりました。
先攻が高茶屋さん、後攻が揥水で始まった初回。いきなり高茶屋さんに、2アウトながら満塁のピンチを作られてしまいます。そこでセンター前にクリーンヒットを打たれ先制点を許してしまいますが、レーザービームのような素晴らしい送球で、2塁走者はタッチアウト。失点はしたものの最少失点で切り抜け、守りからチームを盛り上げていきます。
その裏、揥水の強みである小技を絡めた攻撃で即座に同点としました。
2回、3回はお互いの攻守が光りますが、勢いに乗る揥水は3回裏に3得点を挙げ逆転に成功します。
更に大きく動いたのは4回。表の高茶屋さんの攻撃を三者凡退に抑えると、1番バッターから9番バッターまで繋がる見事な打線によって一挙に6得点。差を9点まで広げます。
5回、揥水は久々の登板となる5年生ピッチャーが、見事無失点で抑え、5回7点差以上コールドが成立。見事決勝進出となりました。
【2日目@決勝戦】~in二見グラウンド~
度会ビースト 4-1 敗戦
ついに新星杯争奪交流野球大会の決勝戦を迎えました。そしてその対戦相手は、めぐり合わせ等によって今までなかなか対戦することができなかった度会ビーストさんとの一戦となりました。
揥水の選手たちは皆、非常に気合の入った良いコンディションで決勝戦に臨みました。
先攻ビーストさん、後攻が揥水で始まったこの一戦は、初回から緊張からか守備の乱れが出てしまい、その隙を突かれ先制点を許してしまいました。しかし、強力打線相手のビーストさんを「1点だけに抑えた」とプラスに取ることもできます。
しかしその裏の攻撃では簡単に3者凡退とされ、付け入るスキがありません。
ビーストさんは2回にも1点を追加しますが、それ以上の追加点は許さず必死に喰らい付いています。
2回裏、主砲のヒットからチャンスを作ると小技と走塁、そして決め切るクリーンヒットと、素晴らしい形で1点を挙げ追い上げムードも最高潮に。
しかし安定感抜群の相手エースと守備陣の前に後続を断たれると、その後も抑え込まれ5回まで2-1のまま過ぎていきます。このまま進むかと思われましたが、最終回表の攻撃でビーストさんは2アウトながら2、3塁のチャンスを作ると、意地の2点タイムリーを放つ底力見せ付け万事休す。その裏も3者凡退に抑えられ敗戦となってしまいました。
1日目の小雨が降る場面や、少し肌寒い時間帯、かと思えば残暑厳しい中での2日目の戦いの中、選手たちのサポートをしてくださった父母のみなさん、監督・コーチ陣のみなさんの尽力で、選手たちは更なるレベルアップができたのではないでしょうか?
結果は準優勝という素晴らしいものではありましたが、選手達は皆一様に悔しい表情を浮かべていました。この悔しさを、今度こそ大きな喜びに変えるよう、ろうきん杯へ向けて切り替えていきましょう!
最後になりますが、今大会の開催にあたりましてご尽力いただきました全ての関係者のみなさま、本当にありがとうございました。