「小学生の甲子園」とも呼ばれ、全国の野球に打ち込む少年少女の憧れであり、最大の目標になっている「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会マクドナルドトーナメント」。
てい水の団員たちにとっても、目標となっているこの大会の三重県予選大会が6月1日・2日に開催されました。
昨年度はこの三重県予選大会を優勝し、7年ぶり2回目の全国大会出場権を獲得しました。
今年のチームは、3月の松阪支部予選を突破し、三重県予選大会の出場権を獲得。その後、2連覇をめざし、この大会に向けて練習に打ち込んできた団員達。
その成果を発揮する日がとうとうやってきました。
開会式
三重県予選大会の出場チームは、県内各地区の大会を勝ち残った16チーム。試合に先立ち、参加16チームによる開会式が行われました。
てい水は前年度優勝チームとして、16チームの先頭で入場行進。
キャプテンが優勝旗を返還し、レプリカの盾をいただきました。
開会式が終了し、いよいよ試合開始。
てい水は、開会式直後の第1試合に登場です。
試合開始直前、円陣を組み、全員で手をつないで輪になって、「盛り上がり」を高めます!
さあ、いよいよ試合開始です。みんな、楽しんでいこう!
1回戦
栗葉少年野球部(津支部) 5-1 敗戦
1回戦の相手は、津支部の栗葉少年野球部さん。新チームになってから、1月のベルカップ、5月の積水ハウスカップで対戦し、いずれも敗戦しています。強豪チームですが、まずは初戦突破をめざし、全力プレーで頑張ろう!
試合に先立って、ドナルドくんによる始球式。素晴らしいストライクにスタンドから「いいボール!」コールが上がりました。
始球式も終わり、いよいよ試合開始です。
栗葉少年野球部さんの先攻で試合開始。緊張の立ち上がりですが、先発ピッチャーのナイスピッチングと固い守りで無得点に抑えます。
先制点が欲しいてい水は、その裏、先頭バッターがヒットで出塁し、1アウト2塁のチャンスを作りますが、後続が打ち取られ、得点することができません。
2回以降、てい水守備陣は、ランナーの出塁を許すものの、牽制アウトや盗塁阻止などの固い守りで得点を許しません。一方の攻撃陣も9番バッターのツーベースヒットなどでチャンスを作りますが、あと1本が出ずに得点をすることができません。
膠着状態の投手戦のまま試合が進みましたが、試合が動いたのは4回裏のてい水の攻撃。1アウトから4番バッターがツーベースヒットで出塁すると、続く5番バッターがリリーフしたピッチャーからしぶとくライト前にヒットを放ち、待望の先制点がてい水に入りました。湧き上がる応援団。しかし、その後も1アウト2塁とチャンスが続きましたが、後続が打ち取られ、追加点を奪うことはできません。
先制点を奪った直後の大事な5回表。先頭バッターをアウトにしましたが、続くバッターにフォアボールを与えると、次のバッターのときに守りのミスが出て、1アウト1、2塁のピンチ。なんとかこのピンチをしのぎたいところでしたが、この場面で登場した栗葉さんのピンチヒッターにレフトオーバーのタイムリースリーベースヒットが飛び出し、逆転を許してしまいます。
その後もフォアボールを与えるなどして1アウト満塁のピンチが続きます。緊張が高まる場面でしたが、次のバッターはショートゴロに打ち取り、本塁でアウトにして、2アウト満塁。なんとかこのまましのぎたいところでしたが、この場面で栗葉さんにレフト前ヒットが飛び出し、2点追加されてしまいました。
6回表にも、守備の乱れから1点を追加され、4点ビハインドで6回裏の最後の攻撃。まだまだあきらめない団員達は円陣を組み、「絶対逆転するぞ!」とバッターを送り出します。
スタンドの応援団も声援で後押しする中、先頭の2番バッターがフォアボールで出塁しましたが、その後の攻撃がつながらず無得点で試合終了。残念ながら、初戦敗退となりました。
残念ながら初戦で悔しい敗戦となり、2年連続の全国大会出場を果たすことができませんでした。
この大会での勝利を目標として打ち込んできた団員達。それぞれの胸に悔しい気持ちでいっぱいだったと思います。
昨年の先輩達に続くことはできませんでしたが、団員達はこの悔しさを糧にして、新たな目標を立てました。目標に向かって、さらにみんなで練習に取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、大会の開催にご尽力をいただきました大会関係者の皆さまをはじめ、試合を通じて団員達に素晴らしい経験を積ませていただきました、対戦相手の選手、関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
また、大会出場にあたって、激励の差し入れをいただいたり、試合会場まで応援に駆けつけてくださいました、てい水のOBの皆さまにも心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。